Arch Linuxをインストールして一週間経った

今までずっとデスクトップ環境でDebian GNU/Linuxを使っていたのですが、今回新しいマシンを組むにあたってディストリビューションをArch Linuxに変えました。その感想など。

なんで変えたか

思えば秋葉原で買ってきたPentium 4 “Willamette”のDell Optiplexに中二病の勢いでLinuxをインストールして以来、10年以上ずっとDebian GNU/Linuxを使ってきました。Debianは特にminimalなシステムを作れるところがすごく好きで、特にサーバー向けにはこれからもずっと使い続けると思います。 けれどもいくつか不満があって、

みたいな点が、特にデスクトップ環境としては結構不満でした。そこで今回Ryzen 2の新マシンを新調するにあたり、Arch Linuxを入れてみました。

不満は解決されたか?

ローリングリリース

Archはローリングリリースのディストリビューションなので、バージョンという概念が存在しません。したがって、「壊れる」という概念も基本的には存在しません。もちろんこれは建前で、実際使っていたら壊れることはあるのだと思います(むしろローリングリリースでどうやってぶっ壊れないベースシステムを維持しているのか不思議ですが…)。というわけでこれに関してはまだ様子見です。ただ今までのところsidに比べると全然壊れないかな、という感じはあります。

新しいソフトウェア

これはちょっとびっくりするくらい新しいバージョンのソフトウェア(たとえばnode 10.xとか)が入るのでびっくりしています。こりゃあやっぱサーバー用には使えないなぁという感じなのですが、デスクトップ向けとしてはストレスが無くていいです。正直もはや最近はCUIアプリケーションならばDocker使うかなんかのバージョンマネージャ使って動かせばいいのでまあ実際Debianでもそんな不満はないかなと思っていたのですが、実際Dockerとかもpacman一発で最新版が入るのはやはり快適です。これはマイナーディストリゆえの身の軽さといった感じでしょうか。

コミュニティの充実

散々言われていることですが、wikiがそれなりに充実しています。「それなり」というのはやっぱり細かいところ(例えばインストール中のパーティションの切り方とかブート方式とかそういうの)はwikiにも手取り足取りは載っておらず、読み手がしっかり理解していることが必要になるためです。しかしまあこれもある意味勉強になると思えばいいんじゃないでしょうか。Debianの申し訳程度のwiki?とは異なり様々なソフトウェアについていろいろ載っているのがなかなかいいなあと思います。

デーモンの手動有効化

おそらくArchに引っ越して一番戸惑ったのはコレ。インストールしたデーモンは手動で有効化する必要があります;

sudo systemctl enable hogehoge.service

dhcpcdとか、cupsとか、いやあデフォでオンにしてよおという感じのデーモンですら手動で有効化しなくてはいけません。しかし、今思うに実はコレは非常によい方法なのかもしれません。例えばDebianだったら、どうやってデーモンの有効無効化を管理するでしょうか?systemctl?それとも/etc/default/hogehogeにオプションが無いか探す?update-alternativeは必要?とか、考えることが多いです。しかもそれがパッケージごとに異なっていたりします。サイアクなのは不要なサービスが勝手に有効化されていたりすること。デスクトップでNetworkManagerなんて使わないし、avahiだって使ったことない。じゃあ無効化していい?systemdは依存関係の面倒も見てはくれるとはいえ、それもちょっと怖いですね。サービスを有効化してくれるのは便利な一方、このように新たな鬱陶しさも持ち込んでしまうわけです。サーバー用途であればそもそも限られたソフトウェアしか入れないのでまあ問題にならないのですが、様々なソフトウェアを入れたり消したりするデスクトップだとデーモンをすべて手動で有効化しなくてはいけないのは意外と合理的であるとわかりました。

最後に

正直インストール作業はつらすぎて心が折れそうになったことは秘密です。今はなんか安いラップトップでも買ってまたArch入れてみようかなぁなどと思っています。あと、結局これは所詮一週間使ってみただけのポエムです。一年くらいしたらどうなるでしょうねw

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